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会陰部の腫瘤 [腫瘍]

今月は手術の多い月でした。

しかもリスクの高いワンコの手術もありました。

そんな中、とても頑張ってくれているワンコの術後の経過をご報告します。

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このワンコは、おしりのところに腫瘍を抱えているワンコです。
このような状態になると、もちろん食欲もありませんし、血液検査においても引っかかる値がありました。
レントゲン検査においても、肺野に腫瘤病変が見られ、この腫瘤の転移の可能性もありました。
本来ならば手術は難しく、内科的療法で様子を見るという方法もありますが、
飼い主様はリスクを承知の上で手術を望まれました。

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無事手術は終わりましたが、このように手術した後は腫れています。
しかも、術後の状態も芳しくなく、やはり手術は厳しかったのかとさえ思いました。
じつはこの腫れている部分には、血液が溜まっており貧血も進んでいました。
腫瘍病変は切除しても、止血処置が難しいことがあります。

また術後白血球はもちろん、肝機能障害も起こしていました。
症状に対する対症療法を行っていたところ、

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なんと、ここまで腫れている部分が治まってくれました。
いちばんびっくりしたのは、執刀した術者です。
いつ状態が急変してもおかしくないと思っていたので、本当に手術をしてよかったと思いました。

じつは、この腫瘤は肥満細胞腫という腫瘍でした。
この腫瘍は、やっかいな腫瘍の一つです。
今のところ症状も落ち着いているので、飼い主様と一緒に経過を見ていこうと思います。

チャコちゃん、がんばれ!!。


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