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甲状腺癌 [病気]

今日はまじめなお話です。

年末に、定期的に来院してくれたワンコの頚を触ると、鷄の卵より一回り小さいしこりがありました。
じつはそのワンコはビーグルさんだったので、かねてより頚のあたりの触診は注意していました。

というのも、ビーグルさんは9−11才になると甲状腺腫瘍が発症しやすくなるからです。
ただ甲状腺腫瘍は、悪性腫瘍の1.2−3.8%と割合としては少数派なのです。
ですので、リンパ腫のようによく見られる病気ではありません。

ですが、この腫瘍を見落とすと手術も不適応、そして腫瘍が気管を圧迫して呼吸困難になるので、
早期発見早期治療が大事となります。
今回は定期的に来院してくれていたので、すぐに治療ができました。

これから先は手術の写真となりますので、ご了承ください。
もしそういった写真でも平気な方は、下へスクロールしてください。




















th_IMG_7784.jpg

甲状腺腫瘍の周りには、血管と神経が絡んでいますので、
このように滅菌した綿棒でゆっくり着実に剥離していきます。
ちなみに綿棒の先に見えるのは反回神経というものです。

th_IMG_7796.jpg

そして最後にリガシュアで甲状腺と体をつないでいる太い血管をシーリングします。
あとは縫合して終了です。

このように早期の甲状腺癌の手術はスムーズにできますが、
実際は発見が遅れることがあるので、手術不適応の場合が多いようです。

10才過ぎたビーグルさんを飼っておられる飼い主様、
ぜひかかりつけの先生のところで、定期健診をうけましょう。





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